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ご参考に |
砥石の選び方 |
一番大切なのは相性。刃物(材質)と砥石、そして研ぐ人の腕(研ぎ方)との相性・バランスが
の研ぎたい刃物で試し研ぎをします。高額な砥石・有名な砥石だからといって全ての刃物に
合うとは限りません。有名無名を気にせず、それぞれの刃物に合うそれぞれの砥石を探して
みてはいかがでしょうか。
人それぞれの選び方や好み等があるかと思います。ご参考にして下さい。
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色 |
一見、硬そうに見えても研ぎ当たりが軟らかいものがあり、名倉砥で砥面を滑らかにすると、
かえって良く研げるものもあります。
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大きさ・形 |
刃物に合った大きさや形で、使い勝手はどうか。
筋があっても刃に当たらないか。
薄板やコッパ型(出来型)、原石はお買得。
割れやすくても質が良ければ、砥面以外の五面にカシューや漆 等で塗り固めて保護して使う。
(カシュー=漆系の合成樹脂塗料)。
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硬度 |
水の吸収が早いほど軟らかく、遅いほど硬い。
軽く叩いて低い音ほど軟らかく、高い音ほど硬い。
同じ体積で軽いほど目が粗くて軟らかく、重いほど目が詰まって硬い。
砥汁が白いほど軟らかく、黒いほど目が詰まって硬い。
現在では、京都各地で採掘された砥石を全て本山と称する方々もおります・・・。
硬くても粘りが出るか。
軟らかすぎると利きが鈍く、硬すぎると地を引きやすいものがあります。
硬すぎる・上滑りする・地を引く・研ぎ味を上げたいものには、名倉砥で砥汁を出してから使い、
目詰まりを起こしやすいものには、まめに名倉砥をかけて使います。
(合砥と名倉砥、各々の相性もあります)。
力を入れて研ぐと、地を引かないものでも地を引く事があります。
使っていくうちに砥面がすり減り、層が変わると研ぎ味が変わる事もあります。
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研ぎ方 |
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角度保持が基本です。ご参考にして下さい。 |
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・水を掛け過ぎず、砥汁で研ぎます。
・刃線に直角に当たるように研ぎます。
・しゃくり研ぎは絶対に禁物です。
・力を入れて研ぐと、地を引かない砥石でも地を引く事があるので、
力を抜いて平均した力加減で、押し研ぎ・引き研ぎをします。
・硬すぎる・上滑りする・地を引く・研ぎ味を上げたいものには、名倉砥で
砥汁を出してから使い、目詰まりを起こしやすいものには、まめに名倉砥をかけて使います。
(合砥と名倉砥、各々の相性もあります)。
・裏出し・裏研ぎをします。
・最後に角度を立てて小刃付けすると、切れ味が良くなり長切れする秘訣です。
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天然合砥の価格について |
砥石の価格についてお話したいと思います。
安価なものから高額な商品まで、どのように価格が決まるのか、というご質問をよく受けますが、価格は産出された山、大きさ、色、キズの有無によって決まります。
様々な商品に安いものから高いものまで色々あるのと同じです。
マルカ純眞正本山(中山産出)、奥殿巣板、大平巣板、大突山、菖蒲山などの砥石は、ブランドのグッチ、セリーヌなどと同じように合砥のブランドです。
また、インターネットで、『イザリ山』という言葉を目にしましたが、『イザリ山』は存在しません。
昔よりイザリ系統の山と称し、西の山(合石60枚層)の山を総称して呼ばれました。これは、原石が大きく、きれいな砥石です。
ご参考までに。 |
保 護 |
砥面以外の五面にカシューや漆等で塗り固めて保護します。
(カシュー=漆系の合成樹脂塗料)
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保 管 |
使用後は修正砥 等で砥面修正してから水で洗い流し、水分を拭き取ってから
布やタオル等で巻いて、直射日光を避け、温度変化の少ない涼しい場所で保管します。
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注 意 |
水の中に浸けておくと砥石の層に水が浸み込み、割れる事があります。
凍結するような場所での保管は、砥石内部の水分が凍り、その力で割れる事があります。
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