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荒砥石・中砥石 |
荒砥石とは? |
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荒研ぎ用。
欠けたり、摩耗により、変形した刃先の形状を
修正したりします。
(ご参考として人造荒砥石は、およそ♯24〜320程度)。
大村砥・笹口砥・平島砥 等々。
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荒砥石の種類と主な特徴 |
大村(目透)砥(砂 岩)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・和歌山県産 比較的軟らかく、刃が細かく研げます。
笹口砥(砂 岩)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長崎県産 平島砥よりも軟らかい。
平島砥(砂 岩)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長崎県産 かなり粗く硬い。
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中砥石とは? |
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中研ぎ用。
荒研ぎで切刃面に出来た粗い条痕を平滑にしたりします。
(ご参考として人造中砥石は、およそ#600〜2000程度)。
会津砥・青砥・天草砥・伊予砥・佐伯砥・但馬砥・
名倉砥・沼田砥 等々。 |
中砥石の種類と主な特徴 |
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青砥(丹波青砥)(粘板岩)
京都府亀岡産 青砥の最高級品。
油分を含んだ濃灰色の砥汁が出て平滑に研げます。
青砥の後に合砥で研ぐと乗りが良く、仕上げ効果大です。
カンナ・ノミ 等の中研ぎに、包丁には仕上げ用としても使用。
合砥より軟らかく割れやすいので注意。 |
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天草砥(凝灰岩)
熊本県産 荒砥に近い中砥石で、虎砥(赤)と
備水砥(上白)があります。
虎砥(赤)主に農具・山林用具・包丁用として使用。
備水砥(上白)主に刀剣用の中研ぎとして使用。 |
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伊予砥(凝灰岩)
愛媛県伊予産 主に刀剣用の中研ぎとして使用。 |
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佐伯砥(粘板岩)
京都府亀岡産 青砥よりやや粗く、
軟らかめで研磨力があります。 |
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但馬砥(粘板岩)
兵庫県産 水の吸収が少なく、かなり硬い割には
刃付けが大変良いです。 |
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白名倉砥(純三河白名倉砥)(凝灰岩)
愛知県北設楽郡三輪村産 白名倉砥の最高級品。
種類は目白・天井・コマ・ボタン等の採掘された
砥石地層により区別され、縞物と白物があり、特級上・
特級・別上・上級に選別されています。
砥粒が細かく軟らかめで研磨力が優れています。
主に刀剣用の中研ぎ、合砥の砥汁出し・砥面修正 等に使用。 |
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対馬砥(黒名倉砥)(頁岩)
長崎県産 海と山で産出された物があります。
非常に割れやすいので砥面以外の五面は、カシューや
漆等で塗り固めて保護します。
(カシュー=漆系の合成樹脂塗料)
主に合砥の砥汁出し・砥面修正 等に使用。 |
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沼田砥(凝灰岩)
群馬県産 青砥と佐伯砥の中間位の粗さ。 |
保 護 |
砥面以外の五面にカシューや漆等で塗り固めて保護します。
(カシュー=漆系の合成樹脂塗料) |
保 管 |
使用後は修正砥 等で砥面修正してから水で洗い流し、水分を拭き取ってから
布やタオル等で巻いて、直射日光を避け、温度変化の少ない涼しい場所で保管します。 |
注 意 |
水の中に浸けておくと砥石の層に水が浸み込み、割れる事があります。
凍結するような場所での保管は、砥石内部の水分が凍り、その力で割れる事があります。 |
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